用土

種まき

 まかぬ種は生えぬ! まさにそのとおりです。家庭菜園の成功に第1歩は、種まきを無事にクリアすることにあります。そのためにはまず、優良な種を購入し、それぞれの野菜の種の特性を理解して、発芽しやすい環境をつくってあげることが大切です。

 種の購入病害虫のないものを選びます(信頼のおける種苗会社や専門店で、店の人に相談して購入しましょう)。種は常温で保存すると発芽能力が落ちますので、必要な量だけを購入するようにします。

 種まきの方法野菜それぞれによって種の大きさや適したまき方に違いがあります。種まきには以下の方法があります:

 ●点まき直まきする場合に用いる方法です。種が大粒で、野菜のひとつひとつが大きくなるもの、たとえば、大根や白菜などを、広い畑にまくのに適しています。一定の間隔を取り、1ヶ所に3?10粒ずつ種をまきます。

 ●ばらまきまき床全体にまく方法です。種が小さく、生育した野菜自体も小さいもの、たとえば、ホウレン草やネギなどの種をプランターにまくのに適しています。むらなくまくコツは、少し高いところからまくことです。

 ●すじまき畝にくわでまき溝を切り、適当な株間で種をまく方法です。種が大きく、発芽後に大きく生育する野菜に適しています。茎葉に光を多くあてることができます。キャベツなどに適しています。

 ●千鳥まき直まきする方法で、畑を有効利用することができます。株間を平均化し、日当たりも考えた、効率的なまき方といえるでしょう。

 

用土

 家庭菜園ブームを反映してか、最近では園芸店にさまざまな用土が並べられるようになりました。黒土、赤玉土、腐葉土、ピートモス、川砂、などなど・・・。それぞれ通気性や保水性が異なります。家庭菜園ではそれぞれを単独で用いるのではなく、数種類を組み合わせて各長所や短所を補うようにすると良いでしょう。以下に、それぞれの用土について簡単にご説明します。

 ●赤玉土・・・黄褐色で粘土質の土です。保水性に優れています。リン酸の含有量が少ないことから、用土1?あたり、過リン酸石灰を2gほど混ぜて用います。

 ●鹿沼土・・・鹿沼地方の軽石質の火山砂れきが風化したもので、通気性に優れています。園芸用に広く用いられる用土です。酸性度が強いため、使用にあたっては中和が必要です。

 ●腐葉土・・・広葉樹の落ち葉が半分ほど腐朽したもので、通気性、保水性に優れた、理想的な用土です。ただし落ち葉が完全に腐ったもの、あるいは逆に未熟なものは不向きです。

 ●ピースモス・・・湿地の水ゴケなどが半分ほど腐朽したものです。酸性が強いため、使用に際しては中和が必要です。

 ●バーミキュライト・・・蛭石を焼成したもので、通気性に富みます。通気性、保水力をよくするための土壌改良剤として用いられます。単用でさし芽用土に利用されます。

 ●パーライト・・・真珠岩を急激に焼成したもので、通気性に優れています。粒子の大きさごとに分けて販売されています。高温処理されていることから、無菌に近く、土壌伝染性の病原菌の心配がなく、衛生的です。