栽培面積

1坪のミニ菜園

 家庭菜園では、できるだけ種類の多い野菜を、年間を通して収穫できるようにしたいものです。広いと耕したり、草取りが大変なことは確かですが、狭い場所であれもこれもといろいろな野菜を作ると、茎葉が重なり、日陰の部分ができてしまいますし、作業もしにくいものです。ある程度の余裕をもって作ることが良い収穫につながります。とはいえ、誰もが広い菜園を持てるわけではありません。プランターや鉢でも充分、家庭菜園は楽しめますし、たとえ1坪であれ、畑があればもっと可能性は広がります。

 ミニ菜園向きの野菜の条件をあげます。これらの条件を考慮しながら、作づけ計画を立ててください。

 1坪(3.3?)前後の菜園に向いている野菜●草丈が伸びず、根を張らない、小型の野菜。●生育期間が短く、連作障害が出にくい野菜。●少量の収穫でも楽しく食卓を飾ることができるよう、1回に食べる量が比較的少ない野菜。

 これらの条件から考えると、ホウレン草や小松菜、春菊、小カブ、ラディッシュなどが適しているといえます。ニンジンなどもいいでしょう。またインゲン豆、枝豆、あるいはイチゴなども比較的小さな面積でできます。

 面積が限られているからこそ計画が大切です。たとえば、3月に、ラディッシュ、ホウレン草、小カブの種をまけば、5月ごろに収穫できます。そのあとの土地を利用して、今度は5月にインゲンマメやしょうがを植えます。インゲン豆は8月終わりには収穫できますから、その土地に春菊の種をまいてはどうでしょう。春菊は12月には収穫期を迎え、緑の野菜が少ない冬の時期に食卓をにぎわせてくれる貴重な存在となります。

 ようは頭の使いようです! 小さな家庭菜園でより大きな収穫を迎えましょう!

 

栽培面積

 家庭菜園にはどれほどの広さの畑が適切なのでしょうか? ご家族で日曜日や休日に野菜作りを楽しみたい、という方なら、6坪(20?)程度の広さの畑がつくり応えがあるかもしれませんね。栽培面積は、家庭菜園をする人の経験年数や技量、栽培に費やせる時間と労力、栽培したい野菜の種類、およびご自宅からの距離、など、の条件から決めます。1年間を通して無理のない作つけ面積にしましょう。

 どの程度の広さで、どのような野菜の栽培が可能なのか、目安をあげます。

 ●1坪(3.3?)ホウレン草、小かぶ、小松菜などを次々種まきしていくのに適しています。インゲンマメもいいでしょう。面積が非常に限られていますので、ごく少量で食べ応えのある野菜・・・パセリやシソなどもいいですね。1坪だけでは限りがありますので、プランター栽培や鉢栽培で補うと良いでしょう。

 ●5坪前後(10?17?)5坪あれば全体を3区画ほどにわけ、それぞれの区画で季節に応じて野菜を植え、栽培し、収穫していくと良いでしょう。

 ●6坪以上(20??)年間を通していつでも何がしかの野菜が食卓をにぎわせてくれるような作づけ計画を立てましょう。小さい畑では無理な大型の野菜、たとえばトウモロコシやスイカ、カボチャなども広い畑なら栽培できます。大根や豆類もいいですね。畑がご自宅から遠い場合は、あまり手のかかる野菜の栽培は不向きですし、収穫時のことも考え、毎日収穫する必要があるようなものも避けましょう。