家庭菜園について紹介します。
畑がなくても家庭菜園は可能です。プランターや鉢でも、ナスやエンドウマメ、ピーマンなど、あまり大きくならず、根を広く張らない小物野菜なら立派に収穫できます。
プランター栽培と鉢栽培
プランターや鉢栽培は、ベランダ菜園向きです。ひとくちにプランターや鉢といっても、いろいろな大きさがありますが、場所に合わせ、できるだけ土がたくさん入るものが使いやすいでしょう。
●プランターで栽培しやすい野菜
プランターでは、概して、生育期間が短く、あまり大きくならず、根を張らない野菜が作りやすいです。クレソンやホウレン草、春菊、小松菜、セリ、ネギ、などは無難です。その他、ニンジンや小カブ、枝豆も作ってみてはどうでしょう。
●鉢でも栽培可能な野菜
プランターよりもさらに条件が厳しくなりますが、鉢でも大丈夫な野菜はたくさんあります。ニラ、ホウレン草、春菊、小松菜など、緑の野菜が少ない時期に、たとえわずかでもご家庭で栽培すると食卓をほっと和ませてくれます。イチゴやサヤエンドウ、ソラマメは、花もかわいらしいので、鉢植えし、観葉植物と並べて置いても良いインテリアになります。
ホウレン草や小カブは、家庭菜園初心者にも比較的作りやすい野菜です。畑デビュー前に、まずはプランターや鉢栽培で、これらの野菜から気軽に始めてみるのもいいですね。
一方、トマトやキュウリ、大根、キャベツなどは、根を張りますし、茎葉が茂るため、畑栽培に適した野菜です。
同じ場所で同じ野菜を連続して栽培すると、病害虫が発生しやすくなり、野菜の生育も悪くなります。このような連作障害を防ぐために、それぞれの場所で栽培する野菜を1?2年ごとに変えていく必要があり、これを「輪作」といいます。また、野菜には、1年休ませる必要がある、2年休ませる必要がある、など、それぞれに「輪作年限」があります。家庭菜園など限られたスペースで、より多くの野菜を栽培するためには、連作障害の出やすい野菜とそうでない野菜、および各野菜の輪作年限を考慮したうえで、「作づけ計画」を立てる必要があります。
野菜の輪作年限・・・休栽期間と主な野菜
●休栽期間1年・・・にら、高菜●休栽期間2年・・・白菜、キュウリ、レタス、パセリ、インゲンマメ、イチゴ●休栽期間3年・・・ピーマン、なす、トマト、ソラマメ、里芋、メロン●休栽期間4年・・・エンドウマメ、スイカ
このようにナスの場合は3年、スイカの場合は4年の休栽期間が必要です。これは土のなかに病原菌が潜んでいるような、ナスでは青枯れ病、スイカではつる割れ病といった病気があるからです。
作づけ計画を立てるときには、特に連作障害が出やすい野菜の連作を避けるだけでなく、肥料や水やりの必要度や容易さ、および各野菜の栽培に必要な面積を考えるだけでなく、耕す深さの異なるものにするなどの工夫も有効です。土の改良にもつながり、収穫物の量や品質を高めることができます。