葉の健康

茎、花、根の健康診断

 茎の健康判断

 野菜の健康診断のポインで、茎については、茎の太さ、節と節の間隔に着目します。特に茎の健康判断については、茎や葉柄が太く、節の間隔が開きすぎていないことが、適度な密度で生育していることのバロメーターです。発芽後、何度かにわけて間引きをします。一度に間引くと根を傷める原因になります。家庭菜園では、株間を広めにとっておくことで多少、手入れが遅れても失敗を大きくしないポイントになります。

 花の健康診断

 花または果実については、その大きさ、形、色、数、開花位置が観察のポイントです。大きくて、花色の濃い花が健康な証です。また、開花中の花の上には、開いた葉が4~5枚以上ついていることが大切です。1、2枚の場合、実がつきにくく、たとえついたとしてもなかなか大きくならない可能性があります。このような場合は、早めに追肥をします。またとりあえずその時点でついている実を収穫してしまい、まずは株の負担を軽くしてあげましょう。

 根の健康診断

 根については、その伸び具合に着目します。葉や茎は異常ないのに、どうも発育が悪いという場合は、根の伸びが悪いことが多いのです。株の周りの土を慎重に取り除け、中の様子を観察します。白い根がよく伸びだしていれば問題ありません。土が固まりすぎているのはよくありません。また、肥料が株に密接しすぎ、濃度障害を起こしていることもあります。また、根に小さな根瘤がついていたり(豆類は例外)、こぶ状にふくらんでいるときは、病害虫に侵されている疑いがあります。

 

葉の健康

 家庭菜園で、農薬に極力頼らずに健康な野菜を育てるためには、病気の株の最初の一株、害虫の最初の一匹をすばやく見つけ、病気の伝染や害虫の大量発生を防ぐことが大切です。しかし、素人にとって、野菜の健康を判断することはなかなか難しいものです。ポイントを抑えて、よく観察することが大切です。

 野菜の健康診断のポイント1.葉・・・大きさ、形、色、つき方(方向や角度)2.茎・・・太さ、節と節の間隔3.花・・・大きさ、形、色、数、開花位置4.根・・・伸び具合

 足しげく畑に通い、野菜たちの健康を適切に判断する、「名医」になりましょう。まずは葉の健康について考えます。

 1.葉・・・大きさ、形、色、つき方(方向や角度)光合成を営み、成長する植物にとって、葉の働きは活発であることは健康の第一条件です。葉の緑が濃く、厚みがあることが健康のバロメーターです。

 ●葉の色が淡い、葉が小さい、全体的に育ちが遅い肥料が不足しているか、順調に吸収されていない可能性があります。肥料を充分に与えているのに、このような状態が見られるときは、土が固まりすぎで酸素不足を起こし、うまく吸収できていない可能性があります。●葉肉の黄変葉の縁や葉脈近くは緑なのに、葉肉の一部だけが黄色に変色している場合は、カリウムやマグネシウムなど、肥料の一部が欠乏している可能性があります。●紫変典型的なリン酸成分の欠乏症状です。土壌にリン酸成分が不足しているか、あるいは低温による吸収不良が考えられます。