家庭菜園の11月から12月

培養土

 家庭菜園の第1歩は、土づくりです。同じ家庭菜園をするのであれば、良い土壌を使うようにしたいものですよね。

 野菜の栽培には、堆肥と腐葉土を混ぜ合わせた培養土が理想的です。栄養分が非常に豊富で、しかも全体が団粒構造(だんりゅうこうぞう)になっており、空気の流通が良いうえに、水はけも良好であることが、優れた培養土の条件です。

 では、どのようにしたらこのような培養土を作ることができるのでしょうか?

 堆肥とは、細かく切り刻んだ稲わらに牛糞や鶏糞、米のとぎ汁などを足し加えて、充分に発酵させたものをいいます。一方、腐葉土というのは、木々の落ち葉が堆積して腐り、土化したものです。このような堆肥と腐葉土が混ぜ合わさったものが理想的な培養土となるのです。

 しかしこのような培養土は、特に都会ではなかなか手に入りません。そのため、次善策としては、できるだけ深く土を耕すことになります。そうすることで土の組成を粗大化し、団粒構造に近づけ、空気の流通と水はけを良くするのです。ただし、これではまだ、栄養分に欠けたままです。耕すことで空気の流通と水はけは改善できても、栄養は増えません。そこで肥料が必要となるのです。

 家庭菜園で覚えておくべき肥料は5つです:●「窒素」●「リン酸」●「カリ」●「石灰」●「苦土(クド)・・・酸化マグネシウム」

 です。これらを「五大肥料」と呼びます。これらの肥料で土壌にしっかりと栄養をつけ、根気よく土地を耕すことで立派な土づくりをすることが家庭菜園成功のかぎとなります。

 

家庭菜園の11月から12月

 新鮮な緑黄色野菜が少なくなってくる時期です。家庭菜園でちょっと工夫することでいつでもおいしい野菜を食卓で楽しむことができます。ヨシズなどで片屋根にして北風を防いではどうでしょう。春菊、ラディッシュなどが青々として、好きなときに好きな量だけ収穫できます。これこそ家庭菜園の醍醐味ですね。

 11月・カリフラワーは外側の葉で包み、しばります。こうしておけば、食用になる花蕾の部分が葉の中で真っ白に美しく成育します。・サツマイモ、里芋、ショウガなどは、乾燥した日のあたる場所に穴を掘り、50センチほどのところに埋めて貯蔵します。

 12月この時期は、もう種まきは無理です。土がゆっくりと休み、次の季節に向けて力を蓄える時期です。空いているところには、石灰をまきます。1平方にお茶わん1杯ほどの割合がいいでしょう。しっかり耕し、寒さにさらすことが大切です。・ホウレン草、春菊、カリフラワー、それにイチゴは、植えたまま冬越しします。北風に吹きさらしにならないよう、北側を囲ってあげるといいですね。・カリフラワーは、乾燥がひどいと外葉が巻き込み、花蕾の肥大が停止してしまいます。これが「チャボダマ」と呼ばれる現象です。これを予防するために適宜水やりをしましょう。・ホウレン草は、早いうちから間引きして順次収穫していきます。・イチゴは、畑が乾けば水をやります。この頃の乾燥は、根の伸長を妨げ、肥料あたりを起こす原因にもなります。